今話題のIoMTがこれからの生活をどう変えて行く?

今、IoTや人工知能を使った車の自動運転技術や病気の早期発見などの技術革新やサービスが実用化されてきています。
これらの技術が今後私達の生活をどう変えていくのでしょうか?
米国の世界的に有名なコンピュータメーカーのホワイトペーパー(白書)をベースに紹介します。

シニア世代

IoMTって何のこと? IoTとどう違うの?

最近、IoTという言葉が様々なメディアでも取り上げられていますが、IoTとはInternet of Things の略で、例えば速度・長さ・重さ・音声等いろいろな物を測定するセンサー(thing)でデータを集めてインターネットを経由して、(人工知能を使った)プログラムにて処理することによって様々なサービスをユーザーに提供するための技術や仕組みのことを指します。

IoMTとは、そのIoTを医療分野に適用したもので、Internet of Medical Thingsの略となり、様々な医療機器やデバイスから収集されたデータをインターネットを介して医療システムで集約・解析してリアルタイムに表示する技術や仕組みの事を指します。

HeloラインナップIoMTの利用例として代表的なものは、ウェアラブル・デバイスによる血圧・心拍数・心電図・ストレス度等を測定する医療系のものや歩数・消費カロリー・走行距離を測定するスポーツアクティビティ系のものが、パーソナルユース(個人使用)として市場に出回っています。
腕時計型・ブレスレット型・メガネ型、最近は衣服の繊維に織り込んだ物まで実用化されています。

今後、世界的な人口の高齢化、医療提供者の不足、増大する医療費等の医療業界の問題解決に貢献するものとして期待が寄せられている分野です。

IoMTで医療はどう変わる?

IoMTが発展することにより、医師が患者のデータを診察時だけでなく、都度リアルタイムでモニタリングしたり、継続的に記録されたデータを参照することができれば、今よりも適切な治療や予防のためのアドバイスができるようになります。

近い将来には医師の役割も、「病気の治療」から健康な時間を延ばす「予防医療」へと変わっていくと予想されています。

また、診察場所も医師の診察室ではなく、患者の自宅や職場で、あるいは医師が往診することのできない、離島や遠隔地であっても遠隔診療を受けることが可能になり医療サービスの受益範囲が拡大します。

待合室での長い待ち時間や通院するための時間や交通費の削減にもつながるため患者にとっても便利なサービスとなります。

米国では、映画「スターウォーズ episode IV」に出てくるようなホログラムを使った、医師の往診(診断)も実用化にむけ開発が進められているとのことです。

IoMTと人工知能の組み合わせで、病気の早期発見や難病の治療方法の発見にも威力を発揮している事例も多くあります。

現在、病名の特定やその治療・投薬方法は医師の「経験とカン」によって行われていることがほとんどのケースといわれています。
実際、2,500万本以上もある医学論文から患者の症状にマッチするものを検索し、病名の特定と治療・投薬方法を診断することは、人間では不可能に近いことです。しかし、人工知能を使えばこれが可能になります。
さらに、投薬は個人のDNA情報を参照して個人的に調整された薬を配合することも可能になります。

医師は、より高度な医療システムの開発や治療方法の研究に時間を費やすことができるようになり、医療の高度化と正確性の向上につながると考えられています。

医師と相談IoMTを活用した「スマート・ホスピタル」になることで、患者の情報をリアルタイムでかつ一元管理することが可能になり、各種手続や記録等が効率的に行われるようになります。
また投薬・作業ミス、患者の取り違えも減るため病院のマネジメントにも効果的です。

医療系のIoTに自動車業界が注目しているその理由は?

IoMTは、医療分野だけでなく自動車業界も注目している技術です。

現在、人工知能による無人自動運転技術が各自動車メーカーを中心に開発が進められていますが、実用化と普及までにはまだ時間がかかりそうです。

一方、車自体に多数のセンサーを取り付け、あるいはドライバーにウェアラブル・デバイスを装着してインターネットに接続した「コネクテッド・カー」では、ドライバーの血圧・呼吸数・心拍数をモニタリングし、運転中の体調を遠隔の運行管理者がチェックしたり、居眠り運転の傾向が現れたときには、センサーから居眠り防止の音声や電気信号による警告を出したり、血中アルコールを検出し飲酒運転の防止などへの応用が近い将来、実現されそうです。

金融業界ではフィンテックと呼ばれる技術革新による大きな流れが起きました。
医療業界にもメディテックと呼ばれる流れが起きようとしています。

現在、世界中で大手IT企業からスタートアップまで多数の企業がIoMTアプリケーションの開発に注力しています。
今後はますます、その勢いは加速するものと予想されています。

日本では法的な規制や医療現場での意識改革などハードルが高い部分もありますが、2030年頃には現状に比べると劇的に変わっていると予想されています。
どんなふうに変わっているか、楽しみですね

Sponsored Link


コメントを残す